9/15 TC① 11日目 ナディアの受診日 ステージが変わる

今日は受診日だった。

抗がん剤投与後、一番白血球が下がる時期(ナディアと言うらしい)の値を見るための日。

診察前に採血をし、その結果を見ながら診察された。

「おお、白血球の値が、この時期にしては良いですね。副作用どうですか?」

それなりに辛い、発疹も出ているし、特に4日目の骨盤内の痛みが辛かったと伝えると「それは抗がん剤が効いてるってことですからねっ!」と言われる。腫瘍マーカーもガンマGTも僅かに下がっていて「おお〜〜、順調!順調!!」と言いながら先生は電子カルテに文字を打ち込んでいく。

ディスプレイが大きい為、入力している文字が私からも見えるのだが「卵巣癌ⅢA」と見えた気がした。ん??私のステージって卵巣癌2Bじゃなかった?縦線何本ある?Ⅱ?それともⅢ?? ちょっと気になりながら、BRCAについても気になってたので先ずはそれから聞いてみることに。

「うん!BRCA検査した方が良いですね。遺伝子〇〇センターの電話番号なんだったっけかなぁ・・・」(あれ?BRCAの検査って病理と一緒に結果出るんじゃなかったんだ・・・勘違いしてたなぁ・・・)なんて思いながら待っていると、私の目の前で主治医がセンターに電話をしてくれ、そこの先生と話を始めた。どうやらそのセンターは病院内にあるらしい。

「はい、今日受診されてる患者さんで、これからご都合どうでしょうか? 卵巣癌ステージ3Aの方で・・・5分後くらいに伺えるかと・・・」

え?今、ステージ3Aって言った?????

電話が終わると「あとは・・・大丈夫かな?」なんて言いながらセンターへ向かうように促される。いやいやいや!!!ステージ3Aって・・・この前は2Bって言ってませんでしたっけ?と確認すると「結果待ちだった追加の病理結果で3Aと確定したんですよ。大丈夫、大丈夫〜!2Bも3Aも変わらないから〜っ♪」なんて軽〜く言われてしまった。

思わず「ホントに〜〜??」と声が出てしまったが、看護師さんも苦笑いしている・・・。

そんなこんなでバタバタしながらBRCAの検査の為に移動すると、そこには落ち着いた女医さんがいた。この先生が私の主治医だったら良いのに…と思いながら話を聞く。この検査がどういうものかを詳しく説明され、受けるかどうかの確認後、検査を受けることにし書類にサインをした。検査といっても採血のみなので、再び採血センターへ行き血をとってもらうだけだ。3週間後に結果が分かるらしい。

お昼は「白血球がそんなに下がってなかった」という事実から気が大きくなり外食することに。今日は採血を2回もしたので肉で鉄分補給!!

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その後、神社にお参りへ。

コロナのため手水鉢の柄杓は廃止され、竹から自動で水が出るようになっている。

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ステージ3と言われても、病気が治ることは確信しているので、神前では手術が無事終わったお礼をし、これからの事について自分の決意を聞いてもらった。

病気が治ることは確信しているし、2Bも3Aも変らないとはいえ、ステージが上がったことで私の考え方、特に「どう生きるか」についての想いが昨日よりも強くなった。

卵巣癌は癌の中でも再発しやすく、ステージが上がるとその確率は高くなる。術後2〜3年に再発する事が多いが、再発すると予後はあまり良くない。ただ抗がん剤は日に日に良くなり、つい最近も卵巣癌に使える抗がん剤が新たに承認されたばかりだ。昔と違って、完治しなくても寛解状態を保ちながら何年も生きている人がいる。

・・・私が認識する卵巣癌とはこんな感じ。

とりあえず、次回の抗がん剤に向けて体力を少しでもUPさせたい。

発疹は飲み薬で収まってきた。薬ってすごいよね。

今日もそろそろ寝なくては・・・

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