でこぼこ中年コンビのロードムービー「ブルース・ブラザース」

ブルース・ブラザーズ

音楽が最高の映画は?と問われた時に必ずあげる映画のひとつが「ブルース・ブラザース」。

もくじ

ドリフが好きなら絶対見るべき

音楽と下品なバカバカしさと、切なさ少し、そして、派手に色んなものが壊れる感じ。何かに似てるな・・・と私が思い出したのは子供の頃見た「ドリフ大爆笑」。ブルース・ブラザースはドリフがさらに派手になった感じなのです。最高!

【あらすじ】
シカゴ郊外の刑務所を仮出所したジェイク。塀の外に出ると弟のエルウッドが迎えに来ていた。エルウッドのおんぼろ車に乗り、二人は出所の挨拶のため、育った孤児院へと向かう。シスターは彼らを迎えてくれるが、その孤児院が存続の危機であることも告げる。なんとかして金を工面したい二人。父親の様に慕うカーティスに相談すると「まずは教会へ行け」と諭される。しぶしぶ行った教会のミサでは、皆が歌い踊る。ミサの中でジェイクは「そうだ!バンドだ!」と神の啓示を受け「ブルース・ブラザース」の再始動へと動き出す・・・

お世話になった尼さんのこと、ペンギンって・・・わかるけどww

まずこの映画、出演しているミュージシャンが本当に豪華。

ジェイクが啓示を受けたミサでは「キング・オブ・ソウル」ジェームス・ブラウンが神父をやっている。JBが「光が見えるか!」と叫べば本当に光が見える気がするよね。

アレサ・フランクリンが歌う「Think」そのFreedomの意味を考える

過去のバンド仲間を探しに行くけど、仲間の半分は音楽をやめて別の道を生きている。その中の一人、ギターのマットはシェフとして奥さんの食堂で働いている。その食堂のおかみさんが「クイーン・オブ・ソウル」アレサ・フランクリン

旦那の昔の仲間(しかも前科者)が「バンドやろうぜ〜!」と突然誘いに来るのに対して、「ちょっと、あんた、何の話をしてるの?」と旦那を止めようとする。その過程で歌われるのがアレサ・フランクリンが実際に1968年に発表した「Think」。

アレサ・フランクリンのおかみさんっぷりが最高

以前は私、なぜここで「Freedom」なのかと納得できなかったんです。だって「自由に!」と叫ぶなら、夫のやりたいことをさせるべきでしょ?

でも、今日、再び見てふと思ったのです。

「あなたは自由なのよ!バンドの義理とか、昔の仲間だとか、そんなことに囚われないで!よく考えて!」と。そんな風に夫に問いかける歌として使われているのか・・・と腑に落ちたのです。

なるほど、自由って奥が深い。同じ歌詞・言葉でも言う人、シチュエーションによって全く違う意味になるんだなぁ・・・と改めて思いました。

ちょっとしたシーンが豪華すぎる

楽器屋のおやじさんや、ガソリンスタンドでちょっと出てくる美女、普通ならそこまで大事じゃないシーンに伝説級の大物が出てきます。やばい。

そんなこんなで、この映画をストーリーだけを追うつもりで見ると、ちょっと冗長に感じるかもしれない。

でも、歌われている歌詞の意味や、セリフ、表情、シーンなど、この映画は見れば見るほど楽しむことができるのです。音楽好きなら、1度は見てほしい!!

ブルース・ブラザース2000も見て!

第1弾を見た方、ブルース・ブラザース2000も見ましたか?見てなかったら、ぜったい見て!!

【あらすじ】
18年ぶりに刑務所から出たエルウッドに告げられたジェイクの訃報。かつて世話になった孤児院のシスターを訪ねると、親の様に慕っていたカーティスも他界してもうしばらく経つと知らせる。天涯孤独の身になってしまったエルウッドに、シスターが10歳の少年・バスターを紹介すると・・・

前科持ち中年ミュージシャンに10歳の少年が加わったロードムービー。第一弾と同じように「バンドやろうぜ!」と仲間たちを集めます。アレサ・フランクリンも再登場。ブルース・ブラザース2000の彼女も最高でした。

出演ミュージシャンは前作を上回る豪華さ。なんとエリカ・バドゥが妖術を使うブードゥークイーンとして出演してます。エリカ・バドゥは実際、妖術使えそうだよね・・・。

映画の中でライバルとなる「ルイジアナ・ゲーター・ボーイズ」というダサい名前のバンドには、有名ミュージシャンが数多く出演。前情報なしに見た時は、凄過ぎて脳が追いつきませんでしたw

もちろん、ジェームス神父も出てくるよ!

※なお、ブルース・ブラザース2000 (字幕版)はアマゾンだとレンタルが必要だけど、U-NEXTなら無料で見れた

クラッシュした車の数

ところで、このブルースブラザーズ、やたらめったら車がクラッシュします。

映画公開が1980年。この頃は今ほどCGが発達してなかったら、実物の車が使われてるよね??一体何台クラッシュしてるのかな?と思ってググったらありました。

103 cars destroyed in the 1980 film, 104 cars destroyed in Blues Brothers 2000

Top 11 Movies That Killed The Most Cars https://www.carthrottle.com/

第1弾では103台、2000年公開のものは104台。そのうちパトカーも60台用意したと・・・マジか・・・w

映画に使用されたほとんどの車が撮影後には使い物にならなくなっていたとのこと。そりゃ、そうだ。ものすごく派手にクラッシュしてますものね・・・

この映画は、音楽も良いんですがカークアクションも見ものです。なんかスッキリする!

ブルース・ブラザース2025やらないかな・・・

ブルース・ブラザース主演のダン・エイクロイド(Daniel Edward Aykroyd)は現在70歳。なんと彼、ゴーストバスターズで脚本を書いているし、レイモンド・スタンツ博士(三人組の一人)としても出演しているのです。

・・・しらなかった。

昨年日本でも公開された「ゴーストバスターズ/アフターライフ」にも出演してたんです。

ブルース・ブラザースもまたやってくれないかな・・・。

ジェームス・ブラウンもアレサ・フランクリンも天国に行っちゃったけど。
SpotifyやApple Music、そしてこれからはメタバースやらでどんどん変わっていく音楽世界。

その中で戸惑いながら「バンドやろうぜ!」って言ってるエリックが私は見たい。

ブルース・ブラザース2025、やってほしいなぁ・・・

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